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【オーストラリアの蜘蛛対策】防御法や噛まれた時の処置まで14年在住者が解説!

オーストラリア蜘蛛

オーストラリアへの渡航や移住が決まった時、真っ先に頭をよぎるのは「巨大な蜘蛛への恐怖」ではないでしょうか?

「オーストラリアの蜘蛛は皿のように大きい」「噛まれたら即死する」……

そんなネット上の噂を見て、私も渡豪前は恐怖で眠れない夜を過ごしました。

でも、安心してください。

オーストラリア在住14年、極度の虫嫌いだった私が断言します。

正しい知識と対策さえあれば、蜘蛛は全く怖くありません。

実は、オーストラリアで蜘蛛に噛まれて死亡した例は、1979年以降一件も起きていないのです。

重要なのは、闇雲に怖がって戦うことではなく、「家の中に絶対に入れない」仕組みを作ることです。

この記事では、現地で保育士として働き、毎年ファーストエイド(応急処置)の資格を更新している私が、市販のスプレー1本で自宅を要塞化する具体的な手順と、万が一の時の正しい対処法を、実体験を交えて包み隠さずお伝えします。

これを読めば、今日からあなたも、お子さんと一緒に安心してオーストラリア生活を楽しめるようになりますよ。


[著者情報]

shizuka

しずか(オーストラリア在住14年・フリーライター)

元・極度の虫嫌い主婦。ゴールドコーストやアデレードでの生活を経て、現在は現地の保育園にも勤務。毎年ファーストエイド資格を更新し、子供の安全管理と害虫対策には人一倍詳しい。「正しく恐れれば大丈夫」をモットーに、留学生や移住者へ生活の知恵を発信中。

この記事の信頼性について:
本記事は、オーストラリア博物館(Australian Museum)およびオーストラリア政府保健省(Healthdirect)の公開情報を基に、現地在住ライターの実体験を加えて執筆されています。応急処置に関する情報は、NSW Poisons Information Centreのガイドラインに準拠しています。医療的な緊急事態においては、必ず現地の医療機関または救急番号(000)の指示に従ってください。




オーストラリアの蜘蛛の死亡事故は1981年以降ゼロ!

「オーストラリアの蜘蛛に噛まれたら死ぬ」というイメージをお持ちの方も多いですが、まずはその誤解を解いて、肩の力を抜きましょう。

オーストラリアにおける蜘蛛咬傷による死亡例は、抗毒素(血清)が導入された1979年以降、確実な記録としてはゼロです。

医療体制は万全で、万が一毒蜘蛛に噛まれたとしても、適切な処置を受ければ助かります。

私自身、オーストラリアに14年間住んでいますが、一度も蜘蛛に噛まれたことはありません。

もちろん、家の中で蜘蛛を見かけることはありますが、これからお話しする対策を徹底してからは、家の中で悲鳴を上げる回数は劇的に減りました。

交通事故に遭う確率よりも遥かに低いリスクに怯えて暮らすのはもったいないことです。まずは「対策すれば安全に暮らせる」という事実を知ってください。

1979年のジョウゴグモ抗毒素の導入以来、オーストラリアでは蜘蛛の咬傷による死亡例は確認されていません。

出典: Spider facts - Australian Museum

 

シドニーやブリスベンなどオーストラリアの主要都市に生息する蜘蛛の種類【危険なのはこれ!】

蜘蛛の名前生息地域・場所危険度毒性・症状特徴
シドニージョウゴグモ
(Sydney Funnel-web)
シドニー周辺
湿った地面、靴の中
最高猛毒 (神経毒)
呼吸困難、痙攣
黒く光沢がある。攻撃的。
マウススパイダー
(Mouse Spider)
全土 (水辺・庭)
深い穴を掘る
猛毒 (神経毒)
重篤な症状の可能性
ずんぐりしている。オスは頭が赤い種も。
セアカゴケグモ
(Redback Spider)
全土 (乾燥した場所)
ゴミ箱、便座下
強毒 (神経毒)
激しい痛み、発汗
背中に赤いライン。小さい。
ブラックハウススパイダー
(Black House Spider)
東&南オーストラリアに生息

窓枠、軒下、雨樋
家によく巣を作る

有毒
痛み、吐き気、腫れ
黒〜暗褐色。漏斗状の乱雑な巣を作る。

攻撃性は低い

ウルフスパイダー
(Wolf Spider)
庭の地面、落ち葉
巣を作らず徘徊
有毒
痛み、痒み、腫れ
灰色や茶色のまだら模様。足が速い。
トラップドアスパイダー
(Trapdoor Spider)
地面の穴
(蓋付きの巣)
有毒
局所的な痛み、腫れ
毛深く、ジョウゴグモに似ている。臆病。
ホワイトテールスパイダー
(White-tailed Spider)
全土 、家の中を徘徊
衣類、タオル
有毒
痛み、腫れ
お尻に白い点。細長い。
ハンツマン
(Huntsman Spider)
壁、天井、車内
樹皮の下
微弱
ほぼ無害
巨大で脚が長い。

ゴキブリやハエなどを食べる

上記の表で、オーストラリアの主要都市でよく見かける蜘蛛の特徴をまとめました。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。

オーストラリアには数千種類の蜘蛛がいますが、私たちが生活圏で注意すべきなのは、実はほんの数種類だけです。

ちなみにオーストラリアの蜘蛛や虫は、サイズが大きいことでも知られています。

ショッキングな衝撃を受けるほどのオーストラリアの大きな虫についてまとめた以下の記事もぜひチェックしてみてください。

>>オーストラリアのでかい虫特集!

シドニージョウゴグモ(Sydney Funnel-web Spider)

シドニージョウゴグモは、世界で最も危険な蜘蛛の一つと言われています。

特にシドニー周辺にお住まいの方は注意が必要です。

彼らは基本的に地面に穴を掘って屋外で生活していますが、稀に家の中に侵入してくることがあります。

シドニージョウゴグモと他の蜘蛛の決定的な違いは、その攻撃性です。

脅かされると後ろ足で立ち上がり、牙を見せて威嚇してきます。見かけたら絶対に手を出さず、距離を取ってください。

人間や霊長類に特に有害ですが、トカゲや鳥などには毒は効かないとのこと。

 

マウススパイダー(Mouse Spider)

もう一種、危険なオーストラリアの蜘蛛として覚えておきたいのがマウススパイダーです。

名前の可愛らしさとは裏腹に、彼らはシドニージョウゴグモと非常によく似た強力な毒を持っています。

オーストラリア全土(本土)に生息しており、特に川やクリーク(小川)の近く、あるいは庭の土の中に深い穴を掘って暮らしています。

全体的に黒くてツヤがあり、ずんぐりむっくりした体型をしています。特に「レッドヘッド・マウススパイダー(Red-headed Mouse Spider)」と呼ばれる種類のオスは、頭と顎の部分が鮮やかな赤色をしているため、非常に目立ちます。

彼らは日中にパートナーを探して歩き回ることがあるため、庭仕事中や散歩中に遭遇する可能性があります。

毒性は非常に強いですが、幸いなことに彼らは人間を噛む際、毒を注入しない「ドライバイト(空噛み)」をすることが多いと言われています。

しかし、見た目だけで毒が入ったかどうかを判断することは不可能です。

もし噛まれた場合は、シドニージョウゴグモと同じく「圧迫固定法」を行い、すぐに救急車を呼んでください。

応急処置の方法については、後ほど詳しく解説するのでご安心くださいね。

 朗報としては、シドニージョウゴグモ用の抗毒素(血清)がマウススパイダーにも効果があることがわかっています。

セアカゴケグモ(Redback Spider)

日本でも話題になったセアカゴケグモは、オーストラリア全土のどこにでもいます。

私がアデレードで生活していて一番よく見かける毒蜘蛛もこれです。

セアカゴケグモは、屋外の鉄製のものやプラスチック製品の裏側を好みます。

庭に置いてある子供の自転車のサドルの裏や、郵便受けの下、ガレージの隅などは要注意です。

攻撃性は低く、触らなければ噛んできませんが、誤って触れてしまう事故が多いので注意が必要です。

ホワイトテールスパイダー(White-tailed Spider)

ホワイトテールスパイダーは、その名の通りお尻に白い点があるのが特徴です。

巣を作らずに獲物を探して歩き回る「徘徊性」の蜘蛛なので、家の中で遭遇する確率は意外と高いです。

ホワイトテールスパイダーは、脱ぎ捨てた服や畳んだタオルの間に潜り込む習性があります。

「噛まれると皮膚が壊死する」という噂がありますが、近年の研究ではその関連性は低いとされています。

とはいえ、噛まれれば痛いですし腫れるので、見つけたら駆除しましょう。

私の住んでいるアデレードでは、結構な頻度で見かけますよ。

ハンツマン(Huntsman Spider)

オーストラリア生活で最も心臓に悪いのが、このハンツマン(アシダカグモ)です。

とにかく巨大で、脚を広げるとCDサイズくらいになります。見た目は最悪ですが、ハンツマンは毒が非常に弱く、人間にとってはほぼ無害です。

むしろゴキブリなどを食べてくれる益虫なのですが、壁にあの巨大な姿があるだけでパニックになりますよね。

私も一度、運転中にサンバイザーを下ろしたら、そこから巨大なハンツマンが膝の上に落ちてきたことがあります。

あの時は本当に事故を起こすかと思いました……。

彼らは攻撃してきませんが、驚いて転倒したり事故を起こしたりする「二次災害」の方が危険かもしれません。

ブラックハウススパイダー(Black House Spider)

オーストラリアの家の窓枠や軒下、雨樋などで、レースのカーテンのような乱雑な巣を見かけたら、それはブラックハウススパイダーの仕業かもしれません。

名前の通り、黒や暗褐色をしており、背中(腹部)に灰色の模様があるのが特徴です。

彼らは臆病なので、巣を壊そうとしない限り襲ってくることは稀ですが、噛まれると激しい痛みや腫れに加え、吐き気、嘔吐、発汗などの症状が出ることがあります。

死に至るような毒ではありませんが、かなり辛い思いをするので、窓掃除の際などは手袋をして注意しましょう。

トラップドアスパイダー(Trapdoor Spider)

トラップドアスパイダーは、地面に穴を掘り、入り口に「蓋(トラップドア)」を作って獲物を待ち伏せするユニークな蜘蛛です。

体長1.5cm〜3cmほどで、茶色や黒色をしており、体毛で覆われています。

注意が必要なのは、見た目が猛毒のシドニージョウゴグモに似ていることです。

基本的には攻撃的ではなく、人間が近づくと巣に逃げ込みますが、オスはパートナーを探して歩き回ることがあります。

噛まれると痛みや腫れを伴いますが、ジョウゴグモのような致死性の毒はありません。

ただし、素人目には区別がつきにくいので、似た蜘蛛を見たら触らないのが鉄則です。

ウルフスパイダー(Wolf Spider)

ウルフスパイダーは、その名の通り「狼」のように地面を走り回って獲物を狩る蜘蛛です。

巣は作らず、庭の落ち葉の下や地面の穴に住んでいます。

灰色や茶色のまだら模様をしており、非常に足が速いのが特徴です。

庭仕事をしている時にササッと足元を横切る蜘蛛がいれば、大抵はこの子たちです。

毒はありますが致死性ではなく、噛まれると局所的な痛みや痒み(かゆみ)が生じます。

向こうから人間に近づいてくることは稀ですが、庭いじりの際は手袋を着用することをおすすめします。




オーストラリアで蜘蛛を屋内に入れないためには「バリアスプレー」で家を要塞化!

オーストラリアに蜘蛛が出るのはしょうがありません。

この為、「蜘蛛が出たらどうしよう」と怯えるのではなく、「そもそも家に入れない」ことが最強の対策です。

私が実践しているのは、市販の「バリアスプレー(Barrier Spray)」を使った家の要塞化です。

これをやるだけで、家の中で蜘蛛を見る回数は激減しますよ。

おすすめのバリアスプレー

オーストラリアのスーパーやホームセンター(Bunningsなど)に行けば、害虫対策コーナーにたくさんのスプレーが並んでいます。

私が愛用しているのは、「Yates Home Pest Long Term Control Barrier Spray」「Mortein PowerGard」といった製品です。

これらは「Outdoor / Indoor」と書かれており、家の外周に撒くことで、殺虫成分を含んだ見えない壁(バリア)を作ってくれます。

バリアスプレーの正しい撒き方

オーストラリア蜘蛛

このスプレーの効果を最大化するために、以下の場所に徹底的に噴霧してください。

  1. 家の外周(基礎部分): 家をぐるっと一周するように、地面と壁の境目に撒きます。
  2. 窓枠とドア枠: 蜘蛛の侵入経路となる隙間を埋めるようにスプレーします。
  3. 通気口(Vent)や配管周り: 小さな隙間も見逃しません。

効果は製品によりますが、3ヶ月〜9ヶ月ほど持続します。私は季節の変わり目ごとに、夫にお願いして撒き直してもらっています。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: スプレーをする時は、必ず「晴れた日で、その後24時間は雨が降らない日」を選んでください。

なぜなら、スプレーが乾いて定着する前に雨で流れてしまうと、効果が半減してしまうからです。私は天気予報をチェックして、晴天が続く週末に一気に作業するようにしています。このひと手間で、安心感が全く違いますよ。

オーストラリアで蜘蛛から子供を守るための「3つの生活習慣」

オーストラリアで蜘蛛を家に寄せ付けない為にバリアスプレーで外からの侵入を防いだら、次は「うっかり持ち込まない」「隠れ場所を作らない」ための生活習慣です。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、以下の3つを徹底してください。

1. 靴を履く前に必ず「トントン」する

これはオーストラリアの常識です。

シドニージョウゴグモセアカゴケグモは、暗くて狭い場所が大好きです。

外やガレージに置いてある靴は格好の隠れ家になります。

靴を履く前には、必ず逆さにして地面に「トントン」と打ち付け、中に何もいないことを確認する癖をつけましょう。

子供たちにも「靴さんトントンしてね」と教えてあげてください。

2. 洗濯物は取り込む時によく振る

外に干した洗濯物に蜘蛛が紛れ込むことがあります。

取り込む時はバサバサとよく振ってからカゴに入れましょう。

私は心配性なので、子供の服や下着だけは室内干しにするか、乾燥機を使っています。

ホワイトテールスパイダーはタオルに紛れるのが得意なので、畳む時も要注意です。

3. おもちゃや段ボールを外に放置しない

庭に放置された三輪車やプラスチックのおもちゃの裏側は、セアカゴケグモの大好きな場所です。

遊んだ後は必ず片付けるか、次に使う時に大人が裏側をチェックしてあげてください。

私はガレージに置いてある自転車に乗る時は、毎回放棄でブラッシュオフしてから乗るようにしていますよ。

ガレージに置いてある、キャンプ用の折り畳み椅子なども要注意です。

一度折りたたみ椅子を開けたら、妊娠しているようにお腹がでっぽりと膨らんだくっきりと赤い線のあるセアカゴケグモが出てきた時は、まさにホラー映画の1シーンでしたよ。

また、引越しの段ボールも蜘蛛の隠れ家になりやすいので、荷解きが終わったらすぐに処分し、収納は蓋つきのプラスチックケースにするのがおすすめです。




オーストラリアで蜘蛛を発見した時の対処法

いくら対策をしていても、遭遇してしまうことはあります。

そんな時、パニックにならずに対処する方法を覚えておきましょう。

毒蜘蛛(セアカゴケグモなど)の場合

明らかに毒蜘蛛だとわかる場合、または黒くて怪しい蜘蛛の場合は、迷わず殺虫剤を使います。

「Spider Spray」として売られている殺虫剤は強力で、数秒噴射すれば動きが止まります。

絶対に素手で触ったり、スリッパで叩き潰そうとして近づいたりしないでください。

死骸を処理する時も、念のため手袋やトングを使いましょう。

ハンツマン(巨大な無害な蜘蛛)の場合

私のハンツマン捕獲術

  • ダミーテキスト
  • 大きめのタッパーや透明な容器を用意します。
  • 壁にいるハンツマンの上から容器をそっと被せます。
  • 壁と容器の隙間に、下敷きや厚紙をゆっくり差し込みます。
  • 蓋がされた状態になるので、そのまま外に持って行き、リリースします。

リビングの壁にハンツマンが現れた時、私は殺虫剤を使わずに「捕獲して外に出す」ようにしています。

殺虫剤を使うと、暴れ回って部屋中を走り回りますし、壁が汚れるからです。

最初は怖くて震えましたが、慣れれば「はいはい、外に行こうね」と冷静に対処できるようになりますよ。

オーストラリアで蜘蛛に噛まれた場合の「正しい応急処置」

オーストラリア蜘蛛

最後に、オーストラリアで蜘蛛に万が一噛まれてしまった時の応急処置についてお話しします。

私は現地で保育園に勤務していて、毎年ファーストエイドの講習を受けていますが、そこで徹底的に教え込まれるのが「蜘蛛の種類によって処置が全く違う」ということです。

以下に、オーストラリアで蜘蛛に噛まれてしまった場合の応急処置の方法を種類ごとに解説していきますね。

ジョウゴグモ咬傷には圧迫固定法が推奨されますが、セアカゴケグモ咬傷には推奨されません。セアカゴケグモの場合は、患部にアイスパックを当ててください。

出典: Spider bites - Healthdirect

一般的な蜘蛛(セアカゴケグモやホワイトテールなど)の咬傷

 

応急処置

  • 洗う: 患部を石鹸と水で洗います。
  • 除菌:あれば虫刺されのクリームを塗ってください。
  • 冷やす: 保冷剤(または冷たい流水)を患部に当てます。
  • 鎮痛剤: 必要に応じて医師や薬剤師の指示に従い、パラセタモール(Panadol等)やイブプロフェンなどの鎮痛剤を服用
  • 往診:必要に応じて医療機関を受診

オーストラリア全土によく生息しているセアカゴケグモやホワイトテールなどの蜘蛛に噛まれた場合の応急措置の流れを上記にまとめました。

まずは、毒を洗い流すために患部を水で洗い、持っていれば虫刺されのクリームなどを塗ってください。

次に、患部を冷やしますが氷を直接肌には当てず、必ずタオルなどで包んでください。

激しい痛み、吐き気、腫れなど、症状が悪化しないか本人と患部の様子を観察して症状がひどくなる場合は、医療機関を受診しましょう。

 

シドニージョウゴグモ(Funnel-web spider)やマウススパイダーの咬傷

応急処置

  • 通報: すぐに救急車(000)を呼ぶ。
  • 圧迫固定: 圧迫固定法(Pressure Immobilisation Technique)を行う。

  • 固定: 添え木(Splint)をして、手足が動かないように固定。

  • 安静: 毒が全身に回るのを防ぐため、できるだけ動かさないようにする。

 

オーストラリアの猛毒蜘蛛、 シドニージョウゴグモ(Funnel-web spider)やマウススパイダーに噛まれてしまったら、すぐに救急車(000)を呼んでください。

次に、全身に毒が回るのを防ぐために、噛まれた脚や腕の全体を、噛まれた場所から手足の付け根に向かって、手足全体を覆うように包帯でやや強めに巻きます。

※着圧ソックス程度のプレッシャー。

包帯を巻いた手足が動かないように、 添え木(Splint)をして固定し、毒が全身に回るのを防ぐため、できるだけ動かさないようにしてください。

傷口を切ったり、吸い出したりしないでください。

止血帯(血流を完全に止めるきつい縛り方)は使用しないでください。

飲食もさせることは禁止です。

オーストラリアの蜘蛛に関するよくある質問 (FAQ)

ここからは、オーストラリアの蜘蛛に関するよくある質問にお答えしていきます。

Q. 高層マンションなら蜘蛛は出ませんか?

確率は減りますが、ゼロではありません。

風に乗ってバルコニーに来たり、洗濯物に付いてきたりすることがあります。

高層階でも網戸のチェックと、バルコニーへのバリアスプレーはやっておいた方が安心です。

Q. ペパーミントオイルは効きますか?

忌避効果(嫌がって避ける効果)はありますが、殺傷能力はありません。

私は、殺虫剤を使いたくない室内や、子供のベッド周りには水で薄めたペパーミントオイルをスプレーし、家の外周には強力なバリアスプレーを使うというように使い分けています。

まとめ:オーストラリア蜘蛛の正しい知識をつけて滞在を楽しもう!

「オーストラリアの蜘蛛」と聞くと恐ろしいイメージばかりが先行しますが、ここまでの対策をまとめると、やるべきことはシンプルです。

  1. バリアスプレーで家の外周をガードする。
  2. 靴を振るなどの生活習慣を身につける。
  3. 危険な2種類(ジョウゴグモ・セアカゴケグモ)だけ覚えておく。

この3つさえ実践すれば、蜘蛛に怯えることなく、オーストラリアの素晴らしい自然や生活を心から楽しむことができます。

まずは今週末、スーパーで「Barrier Spray」を1本買うことから始めてみませんか?

その1本が、あなたとご家族の「安心」を作ってくれますよ。


[参考文献リスト]




-オーストラリアの情報, 世界の国情報