
「オーストラリアのクリスマスは真夏って本当?」「お店が全部閉まるって聞いたけど、旅行者はどうすればいいの?」
北半球とは季節が真逆のオーストラリア。
サンタクロースがサーフボードに乗ってやってくる、なんて話を聞いたことがあるかもしれません。
結論から言うと、オーストラリアのクリスマスは、日本とは全く違う「家族とリラックスするための時間」です。
確かに12月25日は多くのお店が閉まりますが、決して楽しめないわけではありません。
むしろ、ローカルの過ごし方を知っていれば、一生の思い出に残る特別な一日になります。
今回は、オーストラリア在住14年の私、しずかが現地のリアルな様子から、旅行者・留学生・ワーホリに来ている人達それぞれに、おすすめの過ごし方や注意点などを解説します。
この記事を書いた人

しずか
オーストラリア在住トラベルライター /元オンライン英会話講師
在住歴14年以上。ゴールドコースト、メルボルン、アデレードでの居住経験あり。
初めてのクリスマス、39度の猛暑の中でローストラムを焼き、汗だくになったのは良い思い出。
現在は「何もしない贅沢」を楽しむオージー流クリスマスの達人。
旅行者が陥りがちな「食料難民」トラブルを回避しつつ、最高に楽しむコツを伝授します。
目次
オーストラリアのクリスマスの様子を日にち別に解説!

日本のクリスマスは「恋人と過ごすロマンチックな日」というイメージが強いですが、オーストラリアでは「家族親戚が集まる一年で最も大切な日」。
日本でいうお正月のような位置付けです。
街の様子がどう変わるのか、3日間の流れを私の実体験を交えて解説します。
12月24日 / クリスマスイブ
イブはまだ「平日」の感覚に近いですが、街は浮き足立っています。
多くの企業ではお昼過ぎから仕事が終わり始め(早上がり!)、パブやレストランは同僚と乾杯する人々で溢れかえります。
スーパーマーケットやフィッシュマーケットは、翌日の食材を買い求める人々で一年で一番の激戦区となります。
私も毎年、この日に大量の食材とワインを買い込みます。笑
衣類から雑貨、家具まで何でも手に入るKmartやBig Wなどには、買い忘れたクリスマスプレゼントを買いにくる人でもごった返しています。
「明日からは店が閉まる」という危機感と、「休暇が始まる」というワクワク感が入り混じった独特の雰囲気です。
12月25日 / クリスマス当日
日付が変わった瞬間、街の空気は一変します。
よく「ゴーストタウンになる」と言われますが、イギリスのように「人っ子一人いない」わけではありません。
実は、朝から人の移動はかなり多いのです。
オーストラリアでは、「親戚の家をはしごする」のが一般的。
「朝食はママの実家でプレゼント開封、ランチはパパの実家でBBQ、夜は従兄弟の家で飲み直し」といった具合に、車で移動する家族連れをよく見かけます。
実は、クリスマス当日はこのように家族や親戚の間を車で移動する人が多く、警察にとっては飲酒運転者を捕まえる絶好のチャンスでもあるのです。
オーストラリアは日本とは違い、ワインやビールなど一杯程度飲んでも車を運転することが可能ですが(免許の種類にもよる)、クリスマス当日はパトカーが飲酒運転者を捕まえようと木陰に隠れている時もよくあるので注意してくださいね。
そして、天気の良い日はビーチが芋洗い状態になります!
私がメルボルンに住んでいたある年、なんと気温が39度まで上がりました。
オーブンにローストラムを入れて焼き上がるまでの2時間、近くのビーチへ泳ぎに行ったら、泳ぎにきた人たちでごった返していて驚きました。
暑すぎてサンタの格好なんてしていられませんが、みんな笑顔で「Merry Christmas!」と声を掛け合う、とてもハッピーな一日です。
12月26日 / ボクシングデー
クリスマスの翌日は「Boxing Day(ボクシング・デー)」という祝日です。
この日は一転して、国中が「買い物」と「スポーツ」に熱狂します。
デパートやショッピングモールでは、年に一度の超特大セールがスタート。
開店前から長蛇の列ができます。
また、スポーツ観戦も盛んで、メルボルンではクリケットの国際試合(Boxing Day Test)、シドニーでは有名なヨットレース(Sydney to Hobart Yacht Race)がスタートし、テレビの前や現地でビール片手に応援するのが定番です。
オーストラリアのクリスマスで食べる料理&テーブルで行うイベントをご紹介!

ここからは、オーストラリアでクリスマスに食べる人気の料理をお伝えしていきます。
また、日本人には想像できない食事時に行うイベントもあるので、詳しくお伝えしていきますね。
オーストラリアのクリスマスで食べる人気の料理4選!
オーストラリアでクリスマスに食べる料理
- メイン: ローストターキー/ポーク/ラム(クランベリーソース添え)
- オージー流: シーフードBBQ(エビ・牡蠣・ロブスター)
- サイド: 新鮮なサラダ、冷製ハム、ポテトサラダ、サラミ、チーズ、クラッカー
- デザート: パブロバ(メレンゲに生クリームとフルーツを乗せたケーキ)、クリスマスプディング
「真夏に熱々のチキン?」と思うかもしれませんが、オーストラリアにはイギリスの伝統と、暑い気候に合わせた独自の食文化がミックスされています。
イギリス文化の名残で、暑くてもオーブンで肉を焼く家庭は多いです。
クリスマスに定番のクランベリーソースやアップルソースなどを添えていただきます。
「暑くてオーブンなんて使えない!」という家庭や、ビーチで過ごす派は間違いなくBBQ(バービー)です。
特に「クリスマス=エビ(Prawns)」というくらい、大量のエビや牡蠣を食べるのがオージー流の贅沢です。
そして、サイドにはこってりしたお肉に合わせて、マンゴーやアボカドを使った夏らしいサラダが食卓を彩ります。
たっぷり食事を食べた後は、オーストラリア発祥(NZ説もあり)の国民的デザートの出番。
焼いたメレンゲの上に生クリームとベリー系のフルーツをたっぷり乗せたもので、サクッ・フワッとした食感が特徴のパバロバをいただいたり、伝統的なクリスマスプディングをいただきます。
クリスマスプディングは、ドライフルーツやナッツ類がぎっしり詰まっていて、かなりヘビーなデザートなので個人的にはあまり好きではないのですが、食物繊維が消化を助けてくれるようにと食べるらしいですよ。
また、これだけの料理を作るのは大変ですが、家族や親戚と集まる場合は、それぞれ担当の料理を決めて持ち寄ることがほとんどです。
クリスマスの食卓では紙の王冠を被りクラッカーの中から出てきたジョークを発表!

オーストラリアのクリスマスランチやディナーの席に着くと、お皿の上にキャンディのような形をした筒状の包みが置かれていることに気づくはずです。
これは「クリスマスクラッカー(Christmas Crackers)」、オーストラリアでは通称「ボンボン(Bon-bons)」と呼ばれる必須アイテムです。
食事を始める前に、隣の人とこのクラッカーの両端を持って「せーの!」で引っ張り合います。「パン!」という破裂音と共に中から飛び出してくるのは、以下の3つの神器です。
紙の王冠(Paper Crown)
小さなオモチャ
ジョークが書かれた紙
ここからがオージー流のルールの始まりです。
まず、出てきた紙の王冠は、その場にいる全員が必ず被らなければなりません。(これが恥ずかしいんです。笑)
普段は厳格なおじいちゃんも、反抗期のティーンエイジャーも、もちろん旅行者のあなたも例外ではありません。
全員がペラペラのカラフルな王冠を被って食事をする光景は、なんともシュールで平和なクリスマスの象徴です。
そして、紙に書かれたジョークを順番に読み上げます。
ここに書かれているのは、いわゆる「Dad Joke(親父ギャグ)」。
(例:「サンタが得意な空手は?」「サンタ・クロース(黒帯)!」のようなレベルです...)
英語がわからなくても大丈夫。
あまりにくだらなくて、逆にその場の空気が和みます。
「寒いジョークを言って、みんなで呆れながら笑う」までが、オーストラリアのクリスマスの食卓のセットメニューなんですよ。
ワーホリや留学生におすすめのオーストラリア流クリスマスの過ごし方4選!

現地に住んでいるワーホリや留学生なら、ぜひ「ローカルの輪」に入って楽しんでみてください。
おすすめの過ごし方①:ホームパーティー
もしシェアハウスの仲間や現地の友人に誘われたら、迷わず参加しましょう!
「持ち寄り(Bring a plate)」形式が多いので、自分の飲み物と、シェアできる料理(唐揚げや巻き寿司は喜ばれます!)を持っていくのがマナーです。
プレゼント交換(Kris Kringle)があるかもしれないので、事前に確認しておくと安心です。
おすすめの過ごし方②:ビーチでピクニック
友人と集まって、ビーチでBBQやピクニックをするのも最高です。
シドニーのボンダイビーチやマンリービーチなどは、サンタ帽をかぶった若者たちで溢れ、フェスのような盛り上がりを見せます。
ただし、多くのビーチは「飲酒禁止(Alcohol Free Zone)」なので、標識を必ず確認してください。
警察が見回りをしています。
おすすめの過ごし方③:キャンプや国内旅行を満喫
クリスマス休暇を利用して、ロードトリップやキャンプに出かけるのも人気です。
ただし、人気のキャンプ場は数ヶ月前から予約で埋まります。
計画はお早めに。大自然の中で満天の星空を見上げながら過ごすクリスマスは格別です。
おすすめの過ごし方④:セールは27日以降に参戦
ボクシングデー(26日)のセールは魅力的ですが、現地の混雑は想像を絶します。
以前、アウトレットのセールに車で行った際、駐車場に停めるだけで2時間もかかり、店内に入る前に疲弊してしまったことがあります…。
特に目当ての限定品がないなら、人混みが落ち着く27日以降に行くのが賢い選択です。
セール期間はしばらく続くので、十分安く買えますよ。
旅行者におすすめのオーストラリアのクリスマスの楽しみ方4選!

短期滞在の旅行者にとって、お店が閉まる25日は工夫が必要です。
でも、旅行者だからこそできる贅沢な過ごし方があります。
おすすめの過ごし方①:ホテルのプールでまったり
多くの観光客が外に出るため、ホテルのプールサイドは意外と穴場です。
冷えたスパークリングワイン(前日までに購入必須!)を片手に、読書をしたりお昼寝をしたり。
何もしない贅沢な時間を過ごせるのは、お店が閉まっているこの日だからこそです。
おすすめの過ごし方②:おしゃれなレストランでクリスマスランチ
「せっかくの旅行だから特別な食事をしたい」という方は、ホテルのレストランや高級ダイニングの「クリスマス・ランチ」を予約しましょう。
イギリスのように全ての店が閉まるわけではありません。
シドニーのサーキュラーキー周辺や、メルボルンのサウスバンクなどの観光地には、特別コース(1人$150〜$300程度)を提供するお店があります。
ドレスアップして楽しむランチは、最高の思い出になります。※数ヶ月前からの予約が必須です!
おすすめの過ごし方③:ビーチでピクニック
旅行者でも気軽にできるのがビーチピクニック。
24日のうちにスーパーやデリで、ハム、チーズ、クラッカー、フルーツ、そしてワインを買い込んでおきましょう。
レジャーシート一枚あれば、絶景のビーチが最高のレストランになります。
おすすめの過ごし方④:ボクシングデーセールに参戦
「海外のセールの熱気を肌で感じたい!」という方は、26日のボクシングデーセールにあえて参戦するのもアリです。
シドニーのピットストリートモールなどは、お祭り騒ぎのような活気です。
ブランド品やコスメがお得に買えるチャンスなので、人混みを覚悟の上で、朝イチから突撃してみましょう。
もちろんボクシングデーセールが盛り上がるのはシドニーだけではありません。
オーストラリアの主要都市では、多くのお店やアウトレットがセールを行いますよ。
オーストラリアのクリスマスを楽しむ為に24日までに用意したい4つの物
25日当日に「しまった!」とならないために、以下に紹介する物は必ず24日までに確保してください。
用意するもの①:食べ物や飲み物
レストランを予約していない場合、当日の食事確保は死活問題です。
スーパーは閉まるので、朝食のパン、牛乳、ランチ用の食材、スナック菓子などは多めに買っておきましょう。
クリスマスらしく、サラミやチーズなどの前菜を用意しておくのもいいですね。
また、ColesやWoolworths、Drakesなどのスーパーでは、料理されたチキンの丸焼きが1000円程度で手に入るので、旅行者でも料理をせずに気軽にクリスマス気分を味わえますよ。
用意するもの②:クリスマスプレゼント
オーストラリアでは、クリスマスツリーの下にプレゼントを置き、25日の朝に一斉に開ける習慣があります。
同行者がいるなら、小さなプレゼントを用意しておくと、現地の雰囲気をより楽しめます。
また、おもちゃなどはクリスマスイブになると、お店の棚がガラガラになってしまうので、時間に余裕を持って用意するようにしてくださいね。
用意するもの③:お酒
これが最も重要です!笑
オーストラリアでは、スーパーにお酒が売っていません(酒屋での販売)。
そして、その酒屋(Bottle Shop)は、法律により25日はほぼ全店休業します。(都市部では18時前後まで開いてる酒屋もあり)
「当日に乾杯しようと思ったのに売ってない…」という悲劇を避けるため、ビールやワインは必ず24日までにケース買いしておきましょう。
用意するもの④:薬
オーストラリアのクリスマス当日には、薬局も全て閉まります。
ガソリンスタンドのお店には、鎮痛剤程度のものは置いていますが、他の薬は売っていません。
必要な薬があれば、24日までに薬局で揃えておきましょう。
食べすぎた時の為に、胃もたれの薬を用意するのもいいかもしれませんね。笑
オーストラリアのクリスマスはお店やレストランは閉まってるの?
| 施設・店舗 | 営業状況 | 備考 |
|---|---|---|
| スーパーマーケット | ❌ 休業 | Coles, Woolworthsなど大手は全休 |
| デパート・小売店 | ❌ 休業 | ショッピングモールも閉鎖 |
| 薬局 (Pharmacy) | 🔺 ほぼ休業 | 一部エリアの当番薬局のみ営業 |
| 酒屋 (Bottle Shop) | 🔺 ほぼ休業 | 法律で規制。都心の一部を除き購入不可 |
| レストラン | 🔺 一部営業 | ホテル内、中華街、観光地の一部のみ |
| ファーストフード | 🔺 一部営業 | マクドナルド等は店舗による |
| ガソリンスタンド | ⭕️ 営業 | 併設のコンビニは営業中 |
| 公共交通機関 | ⭕️ 運行 | 日曜・祝日ダイヤ(本数減) |
最後に、一番気になるお店の営業状況や交通機関の運行状況をまとめました。
イギリスに筆者が住んでいた時は、お店も交通機関も全てとまり、雪だけが静かに降っているザ・クリスマスと言う状況でした。
その点、オーストラリアはお店はほぼ閉まっていますが、レストランが開いている所があったり、交通機関も便数は大幅に減りますが運行はされていますよ。
ただ、基本的には「25日はほぼ全滅」と思って行動するのが安全ですよ。
スーパーは全て閉まっています
Coles、Woolworths、Aldiといった主要スーパーは、法律により休業します。
24日の閉店間際は棚が空っぽになることもあるので、早めの買い出しをおすすめします。
デパートや普通のお店は閉まっています
MyerやDavid Jonesなどのデパート、アパレルショップ、雑貨屋も閉まります。
ウィンドウショッピングすらできない場所が多いです。
薬局は一部を除いてほとんど閉まっています
体調を崩さないように注意!鎮痛剤や常備薬は事前に用意を。
どうしても必要な場合は、「Midnight Pharmacy」が開いていることがあるので、ネットで検索してください。
ただし、「Midnight Pharmacy」はどこにでもあるわけではなく、自動車で30分の距離に1店舗程度あるイメージです。
酒屋は都心部なら開いているお店も
基本的には閉まりますが、シドニーやメルボルンの都心部(CBD)や、特定のライセンスを持つ一部の個人店が開いていることも稀にあります。
しかし、探すのが大変なので「閉まっている」前提で前日までに買うのが鉄則です。
クリスマスランチを提供するレストランはお昼営業
先述の通り、ホテルや一部のレストランは「クリスマス特別ランチ」のために営業しています。
ただし、夜は早めに閉まる店も多いので、ディナー難民にならないよう注意が必要です。
ガソリンスタンドのお店は開いてます
これが最大の救世主です!
オーストラリアのガソリンスタンド(Servo)に併設されているお店は、最近では日本のコンビニ並みに品揃えが良くなってきました。
牛乳、パン、お菓子はもちろん、鎮痛剤、スマホの充電器、冷凍食品、簡単なサンドイッチやミートパイも売っています。
「買い忘れた!」という緊急時は、迷わずガソリンスタンドへ走りましょう。
マクドナルドのようなファーストフード店は開いている所も
マクドナルド、KFC、Hungry Jack'sなどは、店舗によって営業している場合も(24時間営業の店舗など)。
オーストラリアでのプレゼント開封のタイミングについて、現地のリアルな習慣をお答えしますね。
オーストラリアでは家族や親戚で集まる場合はクリスマスプレゼントはいつ開けるの?
基本は「25日の朝」または「パーティーで全員揃った時」です!
日本と大きく違うのは、24日のイブではなく、25日の当日が本番だという点です。シチュエーションによって少しタイミングが異なります。
家族(親子)だけの場合:
25日の朝起きてすぐが鉄則です!
子供たちはパジャマのままツリーの下に直行し、サンタさんや親からのプレゼントを豪快にビリビリと破いて開けます。親戚が集まるパーティーの場合:
お昼のBBQやランチパーティーで集まる場合、到着したらまず持参したプレゼントをツリーの下に置きます。
そして、**食事が終わってデザートを食べる前後の「まったりタイム」**に、全員で一斉に開けることが多いです。
子供がいる場合は、誰か一人が「サンタ役」になって、ツリーの下からプレゼントを拾い上げ、「これは〇〇おばさんへ!」「これはマイクへ!」と配って回るのが定番の光景です。
見出し(全角15文字)
大人数なら「クリス・クリングル(Kris Kringle)」
親戚が20人、30人と集まる大家族の場合、全員分のプレゼントを用意すると破産してしまいます(笑)。
そこでオーストラリアではよく「Kris Kringle(クリス・クリングル=シークレットサンタ)」を行います。
事前にくじ引きで「誰が誰に贈るか」を決めておき、予算(例:$50)を決めてプレゼント交換をするシステムです。これなら負担も少なく、盛り上がりますよ!
ちなみに、数年前に親戚に渡したプレゼントが、自分へのプレゼントとして返ってきたなんて事もありましたよ。笑
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【Q&A】オーストラリアのクリスマスについて、よくある質問に答えます!
最後に、「オーストラリアならではのクリスマス」の疑問について、在住者の視点でお答えします。
Q1. サンタクロースは本当にサーフィンに乗ってやってくるの?
はい、「オーストラリア クリスマス サーフィン」で検索すると出てくるあの画像は、決してネタではありません(笑)。
ボンダイビーチやゴールドコーストなどの主要なビーチでは、クリスマスの朝にサーフボードに乗ったサンタクロースが登場するイベントが行われることがあります。
また、トナカイの代わりにカンガルーがソリを引く(「Six White Boomers」という歌があります)という設定も、オーストラリアの絵本や歌では定番です。運が良ければ、動物園でサンタ帽をかぶったカンガルーと写真が撮れるかもしれませんよ。
Q2. 真夏でもクリスマスツリーは飾るんですか?
もちろんです!真夏でも家の中に大きなクリスマスツリーを飾りますし、街中もイルミネーションで彩られます。
我が家も毎年、12月になるとリビングルームにクリスマスツリーを飾りますよ。
Q3. 「7月のクリスマス」があるって本当?
本当です。「Christmas in July」という文化があります。
オーストラリアの12月は真夏なので、「寒い中でローストチキンを食べて、暖炉を囲む」という本来のクリスマス気分を味わえません。
そこで、冬本番である7月に、あえてもう一度クリスマスパーティーをする「Christmas in July(Yulefest)」という習慣があります。
この時期、ブルーマウンテンズなどの山間部では、暖炉のあるレストランで伝統的なクリスマスディナーを楽しむツアーが人気です。
また、私の勤める職場でも、毎年「Christmas in July」の名目のもと、食事会を行いますよ。
Q4. ヨーロッパのようなクリスマスマーケットはありますか?
はい、あります。
シドニーの「The Rocks」やブリスベン、アデレードなどでクリスマスマーケットが開催されます。
屋台で雑貨や食べ物を売っていますが、ヨーロッパのように「ホットワインで温まる」のではなく、「ジェラート片手に夕涼み」というスタイルです。
注意点として、多くのマーケットは12月中旬〜23日頃までで終わってしまいます。
25日当日はやっていないので、旅行中に訪れたい場合は事前に開催期間をチェックしてくださいね。
まとめ:オーストラリアのクリスマスを満喫しよう!
いかがでしたか?
「お店が閉まる」と聞くと不便に感じるかもしれませんが、それは「誰もが仕事を休んで、大切な人と過ごす権利がある」というオーストラリアの素敵な文化の裏返しでもあります。
事前に準備さえしておけば、静かな街並みも、賑やかなビーチも、全てが新鮮な体験になるはずです。
ぜひ、オージー流の「真夏のクリスマス」を思いっきり楽しんでくださいね!