
この記事では、イギリス全土20都市の特徴や観光情報などを解説し、留学や旅行先におすすめの街をご紹介します。
イギリスと一口に言っても、その表情は都市や地域によって全く異なります。
私はロンドンの芸術大学(UAL)で学び、現地で就職して計14年間ロンドンで暮らし、週末や夏休みには様々な都市へ旅行に行きました。
その後、結婚を機にイングランド中部の街ラグビー(Rugby)へ移り住み、ストラトフォード=アポン=エイヴォンの近くで1年を過ごしました。
現在はオーストラリアに住んでいますが、人生の最も濃密な15年間を過ごしたイギリスは、今でも私の第二の故郷です。
この記事では、そんな私の実体験に基づき、イギリスを構成する4つの地域と、主要な都市の特徴を地域別に徹底解説します。
ぜひ、留学先や旅行先を決める際に参考にしてくださいね。
目次
イギリス南部・ロンドン周辺4都市の気候や治安などの特徴をご紹介!

イギリス南部・4都市
- ロンドン
- ブライトン
- オックスフォード
- ケンブリッジ
- レディング
まずは、イギリスの経済・観光の中心地のロンドンを含むイギリス南部の都市についてご紹介していきますね。
ロンドンへのアクセスが良く、日帰り旅行も可能な都市が多く含まれます。
London (ロンドン) - 世界を牽引するイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | ヒートアイランド現象で他より温暖だが、天気は変わりやすい |
| 交通 | 地下鉄(Tube)、バス、電車が網羅。車は不要 |
| 治安 | エリアによる。スリは多いが、凶悪犯罪は限定的 |
| 観光 | 大英博物館、ビッグベン、ソーホー、テートモダンなど無数 |
世界中から人々が集まるイギリスの都市の中でも、ロンドンは別格の存在感を放っています。
私が14年間を過ごしたこの街は、ローマ時代からの歴史と、最先端のアートやビジネスが混沌と混ざり合う場所です。
美大生時代はイーストロンドンの尖った空気を吸い、就職後は中心部の喧騒の中で揉まれました。
ここは世界中の文化が交錯する、終わりのない刺激に満ちた場所であり、数年住んでも新しい発見が尽きることはありません。
家賃や物価は非常に高いですが、それに見合うだけの経験とチャンスが得られる、世界屈指のメガシティです。
ロンドンの気候
ロンドンはヒートアイランド現象の影響で、イギリス国内では比較的温暖な部類に入ります。
しかし、「1日に四季がある」と言われるほど天気は変わりやすく、晴れていたと思ったら急に雨が降り、また晴れるということが日常茶飯事です。
冬はどんよりとした曇り空や雨模様が続きますが、雪が積もることは稀です。
冬の日照時間は極めて短く、夕方4時ごろになるとすでに夜のように暗い日が続きます。
太陽を浴びる時間が少なく、抑うつした気分になる事を防ぐために、擬似日光効果のあるライトを購入し自宅で浴びる人もいるほどです。
夏は近年30度を超える熱波が来ることもありますが、基本的には湿度が低く過ごしやすいです。
ロンドンの交通
世界最古の地下鉄「Tube(チューブ)」と、象徴的な赤い2階建てバスが市内を網羅しており、車を持つ必要は全くありません。
車を持っていても市内で駐車場を探すのは至難の技の上に、「Congest Charge」という中心部の区画を車で走るには、1日£15の通行料を払う必要があります。
このため、現地の人もTUBEかバス、あるいは電車を使って通勤や通学をします。
近年は「エリザベスライン」も開通し、ヒースロー空港からのアクセスも劇的に向上しました。
全ての公共交通機関でコンタクトレス決済(クレジットカードのタッチ決済)が利用可能で、オイスターカードすら不要になりつつあります。
深夜バス(ナイトバス)も充実しており、24時間眠らない街の足を支えています。
ただ、深夜バスは治安の良くない地域に行く場合は、特に女性の利用はおすすめしません。
Uberや黒いタクシーが市内では簡単に捕まるので、これらの交通手段を利用する方が安全です。
ロンドンの治安
大都市ゆえにエリアによって治安の良し悪しがはっきりしています。
高級住宅街(ケンジントンやチェルシーなど)は安全ですが、夜間の路地裏や一部の低所得エリアは注意が必要です。
特に観光客を狙ったスリや置き引きは非常に多発しており、地下鉄内や混雑したパブでは荷物から目を離さないことが鉄則です。
最近では「スマホひったくり」も増えているため、歩きスマホは避けるべきです。
筆者も、ロンドンの中心部・SOHOの屋外のテーブルでお茶をしていたら、小学生ぐらいの男の子にテーブルの上に置いておいた携帯を持って行かれた事がありましたよ。
深夜バスも若い頃はよく乗っていましたが、バスの中も注意が必要ですが、バスを降りた後誰も歩いていない暗闇を1人で歩く時は、車をドライブしている人に声をかけられたりして怖かった思いがあります。
ロンドンの地下鉄・Victoria Lineの最終駅「Walthamstow」と言う場所に住んでいたのですが、最終電車で帰ってきた主人は、見ず知らずの男性に殴りかかられたこともあります。
ロンドンは、前述した高級住宅街以外は治安が良いとは言えないので、ガードを高くしている必要があります。
ロンドンの観光情報
ロンドンの観光スポットは数え切れません。
歴史好きなら大英博物館やロンドン塔、アート好きならテート・モダンやナショナル・ギャラリー。
ショッピングならオックスフォード・ストリートやコヴェント・ガーデンと、選択肢は無限です。
また、ソーホーやショーディッチなどのエリアでは、最新の食文化やナイトライフを楽しむことができ、何度訪れても飽きることはありません。
無料の博物館が多いのもロンドンの大きな魅力の一つです。
Brighton (ブライトン) - 自由と多様性を象徴するイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 南岸に位置し、日照時間が長く温暖 |
| 交通 | ロンドンへの通勤圏内。街中はバスが便利 |
| 治安 | 概ね良好だが、夏の夜のビーチ周辺は注意 |
| 観光 | ブライトン・ピア、ロイヤル・パビリオン、レーンズ |
「海辺のロンドン」とも呼ばれ、最もリベラルでカラフルなイギリスの都市の一つです。
ロンドンから電車で1時間弱という近さもあり、夏には多くのロンドナーがビーチに押し寄せます。
LGBTQ+コミュニティが非常に大きく、街全体に「誰でも歓迎する」という自由な空気が流れています。
砂浜ではなく小石(ペブル)のビーチが特徴で、桟橋にある遊園地「ブライトン・ピア」は、イギリスの海辺の象徴的な風景です。
筆者もBrightonに1年ほど住んでいた経歴があり、Londonまで通勤していましたよ。
おしゃれな人々やお店やカフェで溢れていて、イギリスでも非常に人気の高い都市です。
ブライトンの気候
イギリス南岸に位置するため、国内では最も日照時間が長く、温暖な地域の一つです。
しかし、海に面しているため風が強く、天気が悪い日は荒れます。
晴れた夏の日は最高ですが、紫外線が強いためサングラスや日焼け止めが必要です。
冬でも比較的暖かいですが、海風は冷たいので防寒は必要です。
ブライトンの交通
ロンドン・ヴィクトリア駅やロンドン・ブリッジ駅から頻繁に電車が出ており、通勤圏内としても人気です。
ガトウィック空港からも近いです。
街中は坂が多い場所もありますが、バス網が充実しています。
海沿いを走る「ヴォルクス電気鉄道」は世界最古の電気鉄道の一つとして観光客に人気です。
ブライトンの治安
非常にオープンでフレンドリーな街ですが、パーティータウンとしての側面もあるため、週末の夜や夏のビーチ周辺では、酔っ払いによる騒音やトラブルが発生することがあります。
また、ドラッグカルチャーも一部存在するため、怪しげな路地裏やクラブでの勧誘には注意が必要です。
基本的には安全で楽しい街で、ロンドンと比較するとブライトンの方が治安は良い方だと言えます。
ブライトンの観光情報
インド風の外観と中国風の内装を持つ奇抜な離宮「ロイヤル・パビリオン」は必見です。
海から約1キロ程度沖に伸びたJettyで繋がる海に浮かぶ遊園地「Brighton Pear」は、観光客がブライトンに着いたらまず足を伸ばす観光地です。
遊園地で遊んだ後に、Fish&Chipsを買ってビーチでピクニックするのが筆者の定番コースでした。
また、「ザ・レーンズ」と呼ばれる迷路のような路地裏エリアには、アンティークショップや個性的なカフェ、ジュエリーショップがひしめき合っており、散策するだけでワクワクします。
また、歴史のあるものや、おしゃれなパブも豊富にあり、様々な種類のイギリスのエールビールを堪能できます。
毎年5月に開催される「ブライトン・フェスティバル」も有名です。
Oxford (オックスフォード) - 学問の聖地として名高いイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | ロンドンとほぼ同じ。内陸のため夏は暑くなりやすい |
| 交通 | ロンドンからバス(Oxford Tube)が24時間運行 |
| 治安 | 非常に良い。学生と観光客が中心 |
| 観光 | クライスト・チャーチ、ボドリアン図書館、博物館 |
世界最高峰の知性が集まるイギリスの都市として、オックスフォードは特別なオーラを放っています。
英語圏最古の大学であるオックスフォード大学を擁し、街全体が大学のキャンパスのような構造になっています。
「夢見る尖塔の都市」と称される美しい建築群の中を、黒いガウンを着た学生が歩く姿は、ここだけの特別な風景です。
ハリーポッターの食堂のモデルとなったクライスト・チャーチなど、ファンタジーとアカデミズムが融合した街です。
オックスフォードの気候
ロンドンから西へ約1時間の内陸部に位置し、気候はロンドンとほぼ変わりません。
盆地のような地形のため、夏場は熱がこもりやすく、イギリスにしては暑く感じることがあります。
秋には大学の建物に絡まる蔦が紅葉し、非常に美しい景観を作り出します。冬の朝霧に包まれた尖塔の風景も幻想的です。
オックスフォードの交通
ロンドンからは電車(パディントン駅発)のほか、「オックスフォード・チューブ」という24時間運行の高速バスが非常に便利で安価です。
街中は「自転車の街」として知られ、多くの学生や教授が自転車で移動しています。
観光客も徒歩で十分に回れるサイズ感です。駐車場が少ないため、車での訪問は避けた方が無難です。
オックスフォードの治安
世界中から優秀な学生や研究者が集まる街であり、治安は非常に良好です。
夜遅くまで図書館で勉強する学生も多く、街には常に人の目があります。
ただし、観光シーズンは非常に混雑するため、スリなどの軽犯罪には注意が必要です。
夜のパブも学生や地元の人で賑わい、安全に楽しめます。
オックスフォードの観光情報
大学は30以上の「カレッジ」から構成されており、それぞれが独立した城のような建物を持っています。
特に「クライスト・チャーチ」はハリーポッターのロケ地として大人気です。
また、世界最古の公共博物館の一つである「アシュモレアン博物館」や、ハリーポッターの医務室のロケ地となったボドリアン図書館など、知的好奇心を刺激するスポットが満載です。
Cambridge (ケンブリッジ) - ケム川のほとりに広がるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 東部に位置し、比較的乾燥しており雨が少なめ |
| 交通 | 平坦な街なので自転車移動が最適 |
| 治安 | 非常に安全。夜も学生が多く出歩いている |
| 観光 | キングス・カレッジ、パンティング、フィッツウィリアム博物館 |
オックスフォードと並び称される学園都市ですが、より牧歌的な風景が広がるイギリスの都市です。
街の中をケム川がゆったりと流れ、その川沿いに美しいカレッジの庭(バックス)が並んでいます。
オックスフォードが「都市の中に大学がある」のに対し、ケンブリッジは「大学の中に都市がある」と言われるほど、大学と街が一体化しています。
ニュートンやダーウィンを輩出した理系の名門であり、周辺は「シリコン・フェン」と呼ばれるハイテク産業の集積地でもあります。
オックスフォードの気候
イングランド東部(イースト・アングリア)に位置し、イギリス国内では比較的雨が少なく乾燥した地域です。
冬は東からの風が吹き込み寒くなりますが、雪が積もることは稀です。
春にはケム川沿いの水仙や桜が咲き、美しい季節を迎えます。夏は川遊びを楽しむ人々で賑わい、爽やかな気候を楽しめます。
オックスフォードの交通
ロンドン・キングスクロス駅から電車で約50分(速達タイプ)です。街全体が非常に平坦であるため、オックスフォード以上に自転車利用が盛んです。
観光客向けのレンタサイクルも充実しています。
徒歩でも回れますが、少し離れたカレッジへ行くには自転車があると便利です。駅と中心部は少し離れているので、バスかタクシーを利用すると良いでしょう。
オックスフォードの治安
オックスフォード同様、学生中心の街であり治安は極めて良いです。
夜間もカレッジのポーター(守衛)が巡回しており、安心して過ごせます。
ただし、夏場の観光客の多さは凄まじく、狭い道は人で溢れかえるため、自転車との接触事故には注意が必要です。
自転車泥棒も多いので、駐輪時はしっかり施錠しましょう。
オックスフォードの観光
最大のアクティビティは「パンティング」です。
平底のボートを長い棒で操りながらケム川を下り、川側からカレッジの優美な建築を眺める体験はケンブリッジならではです。
壮麗なゴシック建築の「キングス・カレッジ・チャペル」や、貴重な美術品を収蔵する「フィッツウィリアム博物館」も必見です。
ニュートンのリンゴの木の子孫を見ることもできます。
Reading (レディング) - ビジネスとフェスで知られるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | ロンドンと同様。南東部の気候 |
| 交通 | エリザベスライン開通でロンドンへのアクセス最高 |
| 治安 | 中心部は賑やかだが、郊外は静かな住宅地 |
| 観光 | レディング・アビー跡、フォーベリー・ガーデンズ |
レディングもロンドンへの通勤圏でありながら、IT企業の集積地としても機能する重要なイギリスの都市です。
観光地というよりは、生活とビジネスの街という側面が強いですが、毎年8月に開催される世界的な野外音楽フェス「レディング・フェスティバル」の時期には、世界中からロックファンが集まり街が揺れるほどの熱気に包まれます。
筆者も、一度「レディング・フェスティバル」に訪れたことがあり、夏のイギリスの音楽フェスを満喫した時は最高でしたよ!
文豪オスカー・ワイルドが投獄されていたレディング刑務所があることでも知られています。
レディングの気候
ロンドンのすぐ西に位置するため、気候はロンドンとほぼ同じです。
比較的温暖で雨もそれほど多くありません。
テムズ川とケネット川が合流する地点にあり、川沿いの散歩は四季折々の美しさがあります。
夏はフェスティバルの時期に合わせて晴れることが多いですが、泥まみれになる年もあります。
レディングの交通
交通の利便性は抜群です。
ロンドン・パディントン駅から特急で約25分、さらに地下鉄エリザベスラインの開通により、ロンドン中心部まで乗り換えなしで行けるようになりました。
ヒースロー空港への直行バスもあり、ビジネスや旅行の拠点として非常に優秀です。
家賃もロンドンよりは安いため、ベッドタウンとして人気です。
レディングの治安
ビジネス街であり住宅地でもあるため、治安は平均的です。
駅周辺は夜遅くまで賑わっていますが、フェスティバル期間中は街が非常に混雑し、若者が溢れかえるため、その時期だけは独特の雰囲気になります。
普段は落ち着いた地方都市であり、家族連れも多く住んでいます。
レディングの観光情報
ヘンリー1世が埋葬されたとされる「レディング・アビー(修道院)」の廃墟は、歴史の重みを感じさせるスポットです。
その隣にある「フォーベリー・ガーデンズ」は市民の憩いの場です。
また、ショッピングセンター「オラクル」は川沿いにあり、レストランや映画館も充実しています
観光地としての派手さはありませんが、住みやすさは抜群です。
イギリス中部・南西部6都市の魅力や特徴などをご紹介!

イギリス中部・南西部6都市
- バーミンガム
- レスター
- ストラットフォード・アッポン・エイヴォン
- バース
- ブリストル
- コッツウォルズ
産業革命の中心地であるミッドランドや、美しい田園風景が広がるコッツウォルズ、歴史的な温泉地バースなどを含むエリアです。
筆者も1年ほど住んでいた経歴があり、良き古き英国ライフを満喫することができました。
Birmingham (バーミンガム) - 再開発で進化する第2のイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 内陸性気候で、冬は冷え込む |
| 交通 | 鉄道のハブであり、各地へのアクセス抜群 |
| 治安 | 大都市ゆえに注意が必要。夜の一人歩きは避ける |
| 観光 | ブルリング、図書館、カドバリー・ワールド |
ロンドンに次ぐ規模を誇り、産業革命の遺産と現代的なショッピングエリアが融合するイギリスの都市です。
かつては「工場の街」という灰色のイメージがありましたが、近年の大規模な再開発により、近未来的な図書館や巨大ショッピングモール「ブルリング」が誕生し、モダンな都市へと生まれ変わりました。
実はヴェネツィアよりも長い総延長を持つ運河があり、運河沿いのおしゃれなカフェやバーは市民の憩いの場となっています。
インド系の人々が多く住む地域で、イギリスで一番美味しいカレーが食べられるもバーミンガムなんですよ!
バーミンガムの気候
内陸部に位置するため、海沿いの都市に比べて気温差が大きくなる傾向があります。
冬は寒さが厳しく、霜が降りることも多いです。夏は暑くなりすぎず過ごしやすいですが、都市部ではヒートアイランド現象も見られます。
天気が変わりやすいので、常に折りたたみ傘を持っておくのが賢明です。
バーミンガムの交通
イギリスの交通の要衝であり、鉄道や高速バスで国内のどこへ行くにも便利です。現在、ロンドンとを結ぶ高速鉄道「HS2」の建設も進んでいます。
市内にはトラムやバスが走っていますが、中心部は歩行者天国が多く、徒歩での回遊性が高いです。
空港も近く、国際的なアクセスも良好です。
バーミンガムの治安
ロンドンに次ぐ大都市であるため、残念ながら犯罪発生率は低くありません。
特に夜間の駅周辺や、人通りの少ない運河沿いの道は避けた方が賢明です。
しかし、日中のショッピングエリアや観光スポットは警備も行き届いており、通常の注意を払っていれば問題なく楽しめます。
夜遊びをする際は、タクシーを利用するのが安全です。
バーミンガムの観光情報
この章の最初に掲載してある写真・近未来的なデザインの「セルフリッジズ」を含む巨大モール「ブルリング」は買い物好きにはたまりません。
また、ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』の舞台としても知られ、その歴史的背景を感じることもできます。
郊外にはチョコレート工場「カドバリー・ワールド」があり、甘い香りに包まれる体験ができます。
また、「バルティ」と呼ばれるカレー発祥の地でもあり、食文化も豊かです。
Leicester (レスター) - 多文化が共生する歴史あるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | ミッドランド特有の変わりやすい天気 |
| 交通 | ロンドンから電車で約1時間強。位置的に便利 |
| 治安 | 多様性があり、学生も多いため概ね良好 |
| 観光 | リチャード3世センター、大聖堂、宇宙センター |
レスターは、リチャード3世の発見や奇跡のプレミアリーグ優勝で世界を驚かせたイギリスの都市です。
イングランドのほぼ中央に位置し、ローマ時代からの長い歴史を持ちます。
特筆すべきは、住民の約半数が非白人という多文化共生社会です。
特にインド系住民が多く、街には本格的なカレーレストランが立ち並び、ヒンドゥー教のお祭り「ディワリ」の時期には、インド国外で最大級の祝祭が行われます。
多様性が街のエネルギーとなっています。
レスターの気候
内陸部に位置するため、海沿いの都市に比べると風は穏やかですが、冬の冷え込みは厳しいです。
乾燥している日が多く、夏は比較的過ごしやすいです。
ミッドランド地方の典型的な気候で、一日の中で天気がコロコロ変わるため、重ね着での調整が推奨されます。
秋の紅葉シーズンは公園が美しく彩られます。
レスターの交通
ロンドン・セントパンクラス駅から電車で約1時間強とアクセスが良く、バーミンガムやノッティンガムなど他のミッドランドの都市へも行きやすい交通の要衝です。
街自体はコンパクトで、主要な見どころは徒歩圏内にあります。
バス網も発達しており、郊外へのアクセスも容易です。
レスターの治安
多様な背景を持つ人々が暮らしているため、外国人に対しても非常に寛容でフレンドリーな雰囲気があります。
レスター大学など2つの大学があるため学生も多く、活気があります。
夜間の中心部も比較的安全ですが、人通りの少ない路地などは避けた方が良いでしょう。
サッカーの試合がある日はパブが賑わいます。
レスターの観光
2012年に駐車場の地下からリチャード3世の遺骨が発見されたニュースは世界を駆け巡りました。
その場所には現在「リチャード3世ビジターセンター」が建てられ、歴史ミステリーを解き明かす展示が人気です。
また、郊外にある「ナショナル・スペース・センター」は、宇宙科学を学べるイギリス最大の施設で、家族連れに人気があります。
本格的なインド料理を楽しむのも忘れずに。
Stratford-Upon-Avon (ストラトフォード・アポン・エイヴォン) - 文豪の故郷であるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 穏やかだが、川沿いは冬場冷え込む |
| 交通 | 徒歩で全て回れるサイズ感。ロンドンからバスツアーも人気 |
| 治安 | 観光地のため非常に安全。夜は静か |
| 観光 | シェイクスピアの生家、ロイヤル・シェイクスピア・シアター |
シェイクスピアが生まれ育った場所として、世界中から文学ファンが訪れるイギリスの都市です。
私が住んでいたラグビー(Rugby)からも近く、週末によく訪れました。
エイヴォン川のほとりに広がるこの街は、チューダー朝時代の白壁と木組みの建物(ハーフティンバー)が多く残されており、まるで絵本の世界のような美しさです。
街全体がシェイクスピアのテーマパークのようでありながら、実際に人々が生活する活気あるマーケットタウンでもあります。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンの気候
イングランド中部の典型的な気候で、極端な暑さや寒さは少ないですが、天気は変わりやすいです。
特にエイヴォン川沿いは風が通り抜けるため、冬場や春先は肌寒く感じることがあります。
夏は川沿いの公園でピクニックをする人々で賑わい、非常に気持ちの良い季節となります。
冬のクリスマスシーズンには街中がイルミネーションで飾られ、寒さを忘れるほどの美しさです。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンの交通
非常に小さな街なので、公共交通機関を使わずに徒歩だけで全ての観光スポットを回ることができます。
ロンドンからは電車で約2時間、または直行のバスツアーを利用するのが一般的です。
駅からは少し歩きますが、街の中心部までの道のりも美しい景観が続いているため、苦にはなりません。
運河ボートでの移動も観光客には人気のアクティビティです。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンの治安
世界的な観光地であるため、治安は極めて良好です。
日中は多くの観光客で賑わっていますが、夜になると静かな田舎町の雰囲気に戻ります。
夜遅くまで騒ぐような場所も少なく、家族連れや年配の旅行者でも安心して過ごすことができる平和な街です。
地元の住民も観光客に慣れており、道を聞けば親切に教えてくれます。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンの観光
「シェイクスピアの生家」をはじめ、妻アン・ハサウェイの家、彼が洗礼を受け埋葬されたホーリー・トリニティ教会など、ゆかりの地巡りがメインとなります。
また、世界的に有名な劇団RSCの本拠地「ロイヤル・シェイクスピア・シアター」があり、本場の演劇を鑑賞することができます。
川でのボート遊びや、運河沿いの散歩も人気のアクティビティです。
Bath (バース) - 世界遺産の美しさを湛えるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 丘陵地にあり穏やかだが、冬は底冷えする |
| 交通 | 街はコンパクトで徒歩観光に最適 |
| 治安 | 観光地であり、非常に安全で落ち着いている |
| 観光 | ローマン・バス、ロイヤル・クレセント、サーメ・バース・スパ |
街全体が世界遺産に登録されているイギリスの都市は珍しく、バースはその筆頭です。
ロンドンから電車で1時間半ほどの場所にあり、ローマ時代に建設された温泉保養地としての歴史を持ちます。
街並みは「バース・ストーン」と呼ばれる蜂蜜色の石で統一されており、ジョージ王朝様式の優雅な建築群が並ぶ様子は圧巻です。
ジェーン・オースティンが暮らした街としても知られ、エレガントで落ち着いた大人の観光地として人気があります。
バースの気候
イングランド南西部に位置し、気候は比較的穏やかです。
しかし、丘陵地帯にあるため、冬場は盆地のように冷気が溜まりやすく、底冷えすることがあります。
夏は美しい緑と蜂蜜色の建物が太陽に照らされて輝き、散策には最高のシーズンとなります。
雨上がりには石畳が濡れて情緒ある風景を作り出します。風が穏やかな日が多いのも特徴で、ゆっくりと街歩きを楽しむことができます。
バースの交通
バースの街自体は非常にコンパクトで、主要な観光スポットは全て徒歩圏内に収まっています。
ブリストルからは電車でわずか15分程度なので、ブリストルとセットで観光するのもおすすめです。
ロンドンからも日帰りが可能ですが、夜のライトアップされた街並みも美しいので、一泊してゆっくり過ごす価値があります。
駅前から観光バスも出ていますが、自分の足で路地裏を探索するのが一番の楽しみ方です。
バースの治安
富裕層が多く住むエリアでもあり、治安は非常に良好です。
夜間も街灯が整備されており、女性の一人歩きでも過度な心配は不要です。
観光客を狙ったスリには注意が必要ですが、暴力的な犯罪に巻き込まれるリスクは極めて低く、安心して滞在できる街です。
落ち着いた雰囲気のため、騒がしい若者の集団なども少なく、大人の休日を過ごすのに最適です。
バースの観光
最大の見どころは、2000年前のローマ時代の浴場跡「ローマン・バス」です。
博物館として公開されており、当時の人々の生活を垣間見ることができます。
また、現代の温泉施設「サーメ・バース・スパ」では、屋上の露天風呂から街を一望しながら実際に入浴を楽しむことができます。
三日月形の集合住宅「ロイヤル・クレセント」も必見の建築美であり、貴族の生活を想像させます。
Bristol (ブリストル) - アートと音楽が融合するイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 西部に位置し比較的温暖だが雨は多め |
| 交通 | 坂が多い。バス網が発達している |
| 治安 | 活気がある反面、夜間の繁華街は注意 |
| 観光 | クリフトン吊り橋、SSグレート・ブリテン号、ストリートアート |
バンクシーの出身地としても知られ、独自のカウンターカルチャーを発信するイギリスの都市です。
ロンドンとは異なる、少し反骨精神のあるエッジの効いた雰囲気が魅力です。
街中にストリートアートが溢れ、ドラムンベースなどの音楽シーンも盛んです。
一方で、クリフトン吊り橋のような歴史的な建造物や、港湾エリアのおしゃれなカフェもあり、新旧が絶妙にミックスされた刺激的な街です。
地域通貨「ブリストル・ポンド」を発行するなど、独立心の強い市民性も特徴です。
ブリストルの気候
南西部に位置するため、イギリス国内では比較的温暖な気候です。
しかし、大西洋からの湿った風の影響を受けやすく、雨が多いことでも知られています。
急な坂道が多い地形のため、雨の日は足元が滑りやすくなるので注意が必要です。
晴れた日の港周辺や公園は、日光浴を楽しむ人々で溢れかえり、非常にリラックスした雰囲気に包まれます。
ブリストルの交通
ロンドン・パディントン駅から電車で約1時間半です。
街は起伏に富んでおり、急な坂道が多いため、徒歩での移動は意外と体力を消耗します。
その分、バス網が発達しており、市内移動にはバスが便利です。
自転車に優しい街づくりが進められていますが、坂道が多いため電動自転車の利用者が増えています。
フェリーボートでの移動も観光客には人気です。
ブリストルの治安
全体的にはフレンドリーで安全な街ですが、若者が多くナイトライフが盛んなため、週末の夜の繁華街やクラブ周辺では酔っ払いによるトラブルを見かけることがあります。
また、一部の郊外エリア(セント・ポールズなど)は、かつて治安が悪いとされていましたが、現在はジェントリフィケーションが進み改善傾向にあります。
夜道の一人歩きは基本的な注意が必要です。
ブリストルの観光
イサム・バード・キングダム・ブルネルが設計した「クリフトン吊り橋」は街のランドマークであり、そこからの眺めは絶景です。
また、世界初の鋼鉄船「SSグレート・ブリテン号」の博物館も人気です。
そして何より、街中の壁に描かれたバンクシーの作品を探して歩くストリートアート・ツアーは、ブリストルならではの楽しみ方です。
週末のマーケットも活気がありおすすめです。
Cotswolds (コッツウォルズ) - 絵本の世界が広がるイギリスの都市・村

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 丘陵地のため風が強く、冬は雪が降ることも |
| 交通 | 車が必須。バスは本数が少なく不便 |
| 治安 | 極めて良好。平和そのもの |
| 観光 | バイブリー、ボートン・オン・ザ・ウォーター、アンティーク |
特定のイギリスの都市というよりは美しい村々の集合体ですが、英国の原風景を知るには外せません。
ロンドンの西に広がる丘陵地帯で、「羊の丘」という意味を持つこの地域は、特別自然美観地域(AONB)に指定されています。
蜂蜜色のライムストーン(石灰岩)で造られた家々、手入れの行き届いた庭、小川にかかる石橋など、誰もがイメージする「古き良きイギリスの田舎」がそのまま残っています。
時間が止まったような風景に癒やされます。
コッツウォルズの気候
なだらかな丘陵地帯であるため、風を遮るものが少なく、風が強い日が多いです。
冬場は都市部よりも気温が下がりやすく、雪が積もって美しい銀世界になることもあります。
春から夏にかけては花々が咲き乱れ、最も美しい季節を迎えますが、人気の村は観光客で非常に混雑します。
秋の紅葉も素晴らしく、四季折々の表情を楽しむことができます。
コッツウォルズの交通
ここを訪れる際の最大の課題は交通です。
鉄道駅がある村は少なく、バスも本数が非常に限られています(1日に数本など)。
効率よく村々を巡るには、レンタカーを借りるか、ロンドン発着のバスツアーに参加するのが現実的です。
運転ができるなら、自分のペースで小さな村を探索できるレンタカーが断然おすすめです。
細い田舎道(カントリーロード)を走るのも醍醐味の一つです。
コッツウォルズの治安
犯罪とは無縁と言っても過言ではないほど、治安は良好です。
村の人々は親切で、ゆったりとした時間が流れています。
ただし、夜になると街灯が少ない道も多く、真っ暗になるため、夜間の運転や出歩きには注意が必要です。
また、観光客のマナーとして、私有地や個人の庭に無断で入らないよう気をつけましょう。
コッツウォルズの観光情報
ウィリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と称賛したバイブリーや、「コッツウォルズのヴェネツィア」と呼ばれるボートン・オン・ザ・ウォーターなどが有名です。
また、アンティークショップ巡りや、伝統的なクリームティー(スコーンと紅茶)を楽しむのもコッツウォルズならではの過ごし方です。
フットパス(散歩道)を歩いて、隣の村までハイキングするのもおすすめです。
イギリス北部4都市の気候や治安などの特徴をご紹介!

イギリス北部4都市
- Manchester
- Liverpool
- Shefield
- Scarborough
上記のイギリス北部4都市は産業革命発祥の地であり、音楽やサッカー文化が色濃く残るエリアです。
物価が比較的安く、人々の気質もフレンドリーです。
ただ、北部地域の英語の訛りはかなり強いので、慣れていない日本人には聞き取るのが難しいアクセントです。
Manchester (マンチェスター) - 産業革命と文化が息づくイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 「レイニー・シティ」と呼ばれるほど雨が多い |
| 交通 | トラム(Metrolink)が発達しており移動は快適 |
| 治安 | 中心部は賑やかだが、夜間の一人歩きは注意が必要 |
| 観光 | オールド・トラッフォード、科学産業博物館、ノーザンクォーター |
かつての工業地帯から変貌を遂げたイギリスの都市として、マンチェスターは今最も熱い注目を集めています。
産業革命発祥の地としての誇りを持ちつつ、現在はメディアやテック産業が集まるモダンな都市へと進化しました。
オアシスやザ・スミスを生んだ伝説的な音楽シーン、そして世界的な2つのフットボールクラブ(ユナイテッドとシティ)が街のアイデンティティです。
ロンドンに比べて家賃が安く、若者が多いため街全体に活気があり、「北の首都」としての地位を確立しています。
マンチェスターの気候
マンチェスターは地理的な要因から雨が多いことで有名で、地元の人々からも「レイニー・シティ」と呼ばれています。
一日中降り続くというよりは、しとしとと降ったり止んだりを繰り返すことが多いです。
そのため、フード付きのジャケットや折りたたみ傘は必須アイテムです。
夏は涼しく快適ですが、冬はロンドンよりも冷え込みが厳しい傾向にあります。
曇りの日が多いですが、その分晴れた日の公園の賑わいは格別です。
マンチェスターの交通
市内中心部と郊外を結ぶ路面電車「メトロリンク(Metrolink)」が非常に発達しており、移動は快適です。
また、無料のシャトルバスも市内を巡回しています。
マンチェスター空港はイギリスで3番目に利用者が多い空港であり、日本からの乗り継ぎや、ここを拠点にヨーロッパ各地へ旅行するのにも非常に便利です。
ロンドンへも電車で約2時間強と、アクセスは良好です。
マンチェスターの治安
かつては治安が悪いイメージがありましたが、大規模な再開発により中心部は非常に綺麗で安全になりました。
しかし、大都市特有の犯罪(スリや喧嘩など)は発生しており、特にピカデリー・ガーデンズ周辺や夜間の人気のないエリアでは警戒が必要です。
学生が多い街なので、学生エリアは比較的安全で活気があります。
サッカーの試合がある日は街中が熱狂的になるため、雰囲気に圧倒されないよう注意が必要です。
マンチェスターの観光
サッカーファンにとっては聖地であり、マンチェスター・ユナイテッドの「オールド・トラッフォード」や国立サッカー博物館は必見です。
また、産業革命の歴史を学べる「科学産業博物館」や、赤レンガの倉庫街をリノベーションしたおしゃれなカフェやバーが集まる「ノーザン・クォーター」など、新旧の文化が融合したスポットが人気です。
音楽ライブハウスも多く、夜のカルチャーも充実しています。
Liverpool (リヴァプール) - ビートルズと港の歴史を誇るイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 海沿いのため風が強く、体感温度は低め |
| 交通 | 街中はコンパクトで徒歩観光が可能 |
| 治安 | 再開発で中心部は安全になったが、郊外の一部は注意 |
| 観光 | ビートルズ・ストーリー、アルバート・ドック、大聖堂 |
リバプールは、音楽ファンならずともその名を知るイギリスの都市であり、港町特有の開放的な空気が漂っています。
世界遺産にも登録されていた歴史的な港湾地区「アルバート・ドック」と、至る所にあるビートルズゆかりの地がこの街の最大の魅力です。
マンチェスターとは長年のライバル関係にありますが、リヴァプールの人々(スカウサー)は非常にフレンドリーでユーモアがあり、独特の強いアクセントも愛すべき特徴の一つです。
海からの風を感じながら、音楽と歴史に浸れる街です。
リバプールの気候
アイリッシュ海に面しているため、年間を通じて風が強いのが特徴です。
そのため、実際の気温よりも体感温度は低く感じることが多いでしょう。
冬場は海からの冷たい風が吹き付けるため、防寒対策はしっかりとする必要があります。
夏場は海風が心地よく、港周辺の散策には最適な気候となります。
天気が変わりやすいので、重ね着で調整できるようにするのがベストです。
リバプールの交通
リヴァプールの中心部は比較的コンパクトにまとまっており、主要な観光スポットの多くは徒歩で回ることができます。
ロンドン・ユーストン駅からは電車で約2時間半で到着します。
市内にはバス網も充実しており、ビートルズゆかりの地(ペニー・レインやストロベリー・フィールドなど)を巡る際は、「マジカル・ミステリー・ツアー」などのバスツアーを利用するのが一般的です。
フェリーでマージー川を渡るのも人気の移動手段です。
リバプールの治安
かつては失業率が高く治安が悪い時期もありましたが、2008年の欧州文化首都選出を機に大規模な再開発が進み、中心部の治安は劇的に改善しました。
観光客が多いエリアは夜遅くまで賑わっており安全ですが、中心部から離れた一部の低所得者層が住むエリアには、用がない限り近づかない方が無難です。
夜の繁華街は賑やかですが、酔っ払い同士のトラブルには巻き込まれないよう注意しましょう。
リバプールの観光情報
何と言ってもビートルズです。
「ビートルズ・ストーリー」博物館や、彼らが演奏した伝説のライブハウス「キャバーン・クラブ」は外せません。
また、赤レンガ造りの倉庫群「アルバート・ドック」には、テート・リバプール美術館やレストランが入っており、一日中楽しめます。
イギリス最大級の大きさを誇るリヴァプール大聖堂も圧巻です。街中の至る所に音楽の歴史を感じるスポットがあります。
Sheffield (シェフィールド) - 緑と鉄鋼の歴史を持つイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 丘陵地のため冬は雪が積もることも |
| 交通 | トラム(Supertram)が便利。坂が多い |
| 治安 | 英国の主要都市の中で最も安全な部類 |
| 観光 | ミレニアム・ギャラリー、ウィンター・ガーデン、ピーク・ディストリクト |
シェフィールドは、かつては鉄鋼業で栄えましたが、現在は国立公園に隣接する緑豊かなイギリスの都市として人気です。
映画『フル・モンティ』の舞台としても有名ですが、今のシェフィールドは「英国で最も緑が多い都市」の一つとして知られ、街の3分の1が国立公園「ピーク・ディストリクト」の中にあります。
2つの大きな大学があるため学生が多く、物価も安いため、若者にとって非常に住みやすい環境が整っています。
シェフィールドの気候
7つの丘の上に建つと言われるほど起伏が激しく、ピーク・ディストリクトからの風の影響を受けるため、冬は雪が積もることがあります。
坂道が凍結することもあるので、冬場の訪問には滑りにくい靴が必要です。
夏は緑が美しく、ハイキングに最適な気候となります。空気も大都市にしては綺麗です。
シェフィールドの交通
ロンドン・セントパンクラス駅から電車で約2時間です。
市内には「スーパートラム」と呼ばれる路面電車が走っており、主要エリアを結んでいます。
坂が非常に多いため、自転車での移動は体力が必要ですが、電動自転車の普及が進んでいます。
バスも頻繁に走っており、国立公園へのアクセスも容易です。
シェフィールドの治安
イギリスの主要都市の中で、最も犯罪発生率が低い都市の一つとして知られています。
地元の人々は「ヨークシャー気質」と呼ばれる親しみやすさを持っており、困っているとすぐに声をかけてくれます。
女性の単身留学や一人旅でも安心して滞在できる街です。夜道も学生エリアは明るく、不安を感じることは少ないでしょう。
シェフィールドの観光情報
街の中心にある「ウィンター・ガーデン」は、ヨーロッパ最大級の都市型温室で、雨の日でも緑を楽しめます。
隣接する「ミレニアム・ギャラリー」では、シェフィールドの鉄鋼の歴史やアートを学べます。
そして何より、電車やバスですぐに行けるピーク・ディストリクト国立公園でのハイキングは、この街最大の魅力です。
自然と都市生活のバランスが最高です。
Scarborough (スカボロー) - 伝統的な海辺の保養地であるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 北海に面しており、夏でも涼しく風が強い |
| 交通 | ヨークから電車で約50分。ロンドンからは乗り換えが必要 |
| 治安 | 穏やかなリゾート地で安全 |
| 観光 | スカボロー城、ビーチ、フィッシュ&チップス |
古くから王室や貴族に愛されてきた、北海に面した歴史あるイギリスの都市です。
日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、イギリス人にとっては「海辺の休日」を過ごす定番の場所です。
サイモン&ガーファンクルの名曲「スカボロー・フェア」の舞台としても知られています。
ヴィクトリア朝時代の優雅なホテルや遊歩道が残り、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気が漂うリゾート地です。
スカボローの気候
北イングランドの海岸沿いに位置するため、夏でも気温はそれほど上がらず、避暑地として最適です。
ただし、北海からの風は強く冷たいため、真夏以外は上着が必要です。
冬は寒さが厳しく、観光客も減りますが、荒々しい冬の海の景色を好む人もいます。
天気が良い日には、青い海と空のコントラストが素晴らしく、散歩をするだけで心が洗われます。
スカボローの交通
歴史ある城郭都市ヨーク(York)から電車で約50分の距離にあります。
ロンドンから行く場合はヨークで乗り換えるのが一般的です。
街中は坂が多く、海岸(ビーチ)と高台の市街地を結ぶ歴史的なケーブルカー(クリフ・リフト)が運行されており、これに乗るのも楽しみの一つです。
バスも運行していますが、海沿いを歩くのが一番の移動手段です。
スカボローの治安
リゾート地であり、引退した高齢者も多く住んでいるため、治安は非常に落ち着いています。
夜の繁華街も大都市のような危険な雰囲気はありません。
ただし、カモメが非常に攻撃的で、手に持っているフィッシュ&チップスやアイスクリームを狙って急降下してくることがあるため、食事の際は「空からの襲撃」に注意が必要です。
これは冗談ではなく、本当によくあるトラブルです。
スカボローの観光情報
高台にそびえるスカボロー城の遺跡からは、海岸線を一望する絶景が楽しめます。
ビーチにはゲームセンターや昔ながらの駄菓子屋が並び、イギリスの伝統的な海辺の休日を体験できます。
また、漁港としても有名で、ここで食べる新鮮なフィッシュ&チップスは格別の美味しさです。
筆者も一度スカボローを夏に訪れ、フィッシュ&チップスを食べましたが、今まで食べた中で一番美味しいと言っても過言ではない味でしたよ!
ビーチでロバに乗る体験も、イギリスの子供たちにとっては定番の思い出作りです。
スコットランド3都市の気候や治安などの特徴をご紹介!

スコットランド3都市
- Edinburgh
- Glasgow
- Inverness
イングランドとは異なる独自の文化と歴史を持つ地域です。荒涼とした自然美と歴史的な都市が魅力です。
Edinburgh (エディンバラ) - 魔法のような景観を持つイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 北部に位置し、風が強く寒冷。夏でも上着が必要 |
| 交通 | トラムとバスが便利だが、坂と階段が非常に多い |
| 治安 | 観光地として整備されており良好 |
| 観光 | エディンバラ城、ロイヤル・マイル、アーサーズ・シート |
スコットランドの首都であり、イギリスの都市の中で最もドラマチックな景観を持つ場所と言えるでしょう。
岩山の上にそびえるエディンバラ城と、中世の街並みがそのまま残る旧市街(オールドタウン)は、まるでファンタジー映画の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。
ハリーポッターシリーズが執筆された場所としても有名で、街全体に魔法のような雰囲気が漂っています。
8月には世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」が開催され、世界中から観光客が押し寄せます。
エディンバラの気候
スコットランドに位置するため、ロンドンよりもかなり寒冷です。
特に風が強く、冬は厳しい寒さとなります。
夏であっても気温が20度を超える日は少なく、朝晩は冷え込むため、薄手のダウンジャケットやウィンドブレーカーが一年中手放せません。
天気の移り変わりも激しく、晴れていたと思ったら急に霧が出たり雨が降ったりします。
石畳が濡れると滑りやすいので注意が必要です。
エディンバラの交通
市内にはトラム(路面電車)とバスが走っており、空港から市内へのアクセスもスムーズです。
しかし、エディンバラは「坂と階段の街」です。
旧市街と新市街を行き来するには急な坂道を登り降りする必要があるため、観光には歩きやすい靴が必須です。
健脚であれば、主要なスポットは徒歩で回ることができますが、高低差があるため地図上の距離以上に時間がかかることがあります。
エディンバラの治安
イギリス国内でも比較的治安が良い都市の一つです。
観光客が多いため、警察の巡回もしっかり行われています。
ただし、8月のフェスティバル期間中や年末年始のホグマネイ(大晦日のお祭り)の時期は、街が極端に混雑するため、スリや置き引きなどの軽犯罪には十分な注意が必要です。
夜の旧市街は薄暗い場所もありますが、ゴーストツアーなどが開催されており、観光客の姿も多いです。
エディンバラの観光情報
街のシンボルであるエディンバラ城からは市内を一望できます。
城からホリールード宮殿まで続く石畳の道「ロイヤル・マイル」には、お土産屋やパブが立ち並び、歩くだけで中世の雰囲気を楽しめます。
また、街のすぐそばにある死火山「アーサーズ・シート」へのハイキングも人気で、頂上からの景色は絶景です。
ハリーポッターファンには、エレファント・ハウス(カフェ)やヴィクトリア・ストリートも外せません。
Glasgow (グラスゴー) - アートと建築が輝くイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 西海岸にあり雨が多い。冬は寒い |
| 交通 | 地下鉄(Subway)があり移動が便利 |
| 治安 | かつての悪評は払拭され改善。夜道は注意 |
| 観光 | ケルビングローブ美術館、マッキントッシュ建築、音楽 |
スコットランド最大の商都であり、エディンバラとは対照的な庶民的で活気あるイギリスの都市です。
かつては工業都市として栄えましたが、現在は「英国建築とデザインの都市」として知られ、アール・ヌーヴォーの巨匠チャールズ・レニー・マッキントッシュの建築作品が街中に点在しています。
エディンバラが観光客向けの「よそ行きの顔」だとすれば、グラスゴーは地元の人々の生活の息吹が聞こえる「普段着のスコットランド」を感じられる場所です。
「People Make Glasgow(人がグラスゴーを作る)」というスローガンの通り、人々は非常にフレンドリーです。
エディンバラの気候
スコットランド西部に位置するため、暖流の影響で緯度の割には極端な寒さにはなりにくいですが、雨と曇りの日が非常に多いです。
地元の人は「グラスゴーの天気は10分で変わる」と言います。
晴れ間が見えたと思ったらすぐに雨が降るため、現地の人は傘をささずにフードで凌ぐことが多いです。
冬の日照時間は短く、午後3時半頃には暗くなります。
エディンバラの交通
ロンドンからは電車で約4時間半。市内には「クロックワーク・オレンジ」の愛称で親しまれる、世界で3番目に古い地下鉄が環状運転しており、観光の足として非常に便利です。
また、エディンバラへも電車で50分程度で行けるため、両都市を日帰りで周遊することも可能です。空港からのバスアクセスも良好です。
エディンバラの治安
かつては治安が悪い都市として有名でしたが、近年の都市再生プロジェクトにより劇的に改善されました。
中心部やウエストエンド(大学周辺)は安全で活気があります。
ただし、イーストエンドの一部など、観光客が行く必要のないエリアには依然として荒れた場所も残っているため、夜間の路地裏歩きは避けるべきです。
サッカーの「オールドファーム・ダービー」の日は街がピリつくので注意が必要です。
エディンバラの観光情報
入場無料の「ケルビングローブ美術館・博物館」は、ダリの絵画から剥製まで展示された素晴らしい施設です。
マッキントッシュが設計した「グラスゴー美術学校」やティー・ルームも建築ファンにはたまりません。
また、ユネスコ音楽都市にも認定されており、ライブハウスやクラブシーンも非常に充実しています。
ショッピングエリア「スタイル・マイル」も有名です。
Inverness (インヴァネス) - ハイランドへの玄関口となるイギリスの都市

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 北部に位置するため寒冷。夏は白夜のように明るい |
| 交通 | ロンドンから寝台列車で行くのがおすすめ |
| 治安 | 小さな街で非常に安全 |
| 観光 | インヴァネス城、ネス湖クルーズ、カロデン古戦場 |
スコットランド北部に位置し、ネス湖伝説や雄大な自然への拠点となるイギリスの都市です。
「ハイランドの首都」と呼ばれ、ここより北は荒涼とした山々と湖が広がる手つかずの自然エリアとなります。
街の中心をネス川が流れ、静かで美しい景観を作り出しています。
世界的に有名な未確認生物「ネッシー」が棲むと言われるネス湖へは、ここからバスやクルーズ船で簡単にアクセスできます。
インヴァネスの気候
イギリス最北の都市の一つであるため、夏でも涼しく、冬は厳しい寒さとなります。
特筆すべきは夏の日照時間で、夜の10時や11時になっても空が明るい「白夜」に近い現象を体験できます。
逆に冬は午後3時過ぎには暗くなってしまうため、観光の計画を立てる際は日照時間に注意が必要です。
オーロラが見えることも稀にあり、自然の神秘を感じられる場所です。
インヴァネスの交通
ロンドンから飛行機で約1時間半ですが、旅情を味わうならロンドン・ユーストン駅から出発する寝台列車「カレドニアン・スリーパー」がおすすめです。
夜に出発し、目覚めるとハイランドの美しい景色の中を走っている体験は一生の思い出になります。
ハイランド地方を周遊する拠点として、レンタカーを借りる旅行者も多いです。
インヴァネスの治安
人口も少なく、非常に平和で安全な街です。観光客に対する地元の人々の対応も温かく、トラブルに巻き込まれることは稀です。
夜間の繁華街も比較的静かで、安心して滞在することができます。
ただし、自然の中へ入る際は、天候の急変や道迷いなどの遭難リスクに備える必要があります。
インヴァネスの観光情報
街のシンボルであるインヴァネス城(現在は裁判所として使用)や、ネス川沿いの散策が楽しめます。
最大の目玉はやはりネス湖で、アーカート城の廃墟と湖のコントラストは必見です。
また、ジャコバイトの反乱が終結した悲劇の地「カロデン古戦場」や、ドラマ『アウトランダー』の舞台となったストーンサークルなども近くにあり、歴史ファンにはたまらないエリアです。
ウェールズの都市・カーディフの気候や治安などの特徴をご紹介!

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 湿潤で雨が多い。緑が豊か |
| 交通 | ロンドンから電車で2時間。街中は徒歩圏内 |
| 治安 | 試合開催日は熱狂的だが普段は平和 |
| 観光 | カーディフ城、カーディフ湾、国立博物館 |
ウェールズの首都であり、ラグビーへの情熱と歴史が交錯するイギリスの都市です。
街に入ると、英語とウェールズ語の二言語表記の看板が目に入り、ここがイングランドとは異なる文化圏であることを実感します。
街の中心に巨大なカーディフ城が鎮座し、そのすぐ隣にラグビーの聖地「プリンシパリティ・スタジアム」があるという、歴史とスポーツが同居するユニークな構造をしています。
コンパクトながらも首都としての威厳と活気を兼ね備えています。
カーディフの気候
ウェールズは「雨が多い」ことで有名で、カーディフも例外ではありません。
年間を通じて湿度が高く、曇りや雨の日が多いですが、そのおかげで周囲の自然は驚くほど緑が濃く美しいです。
観光の際は雨具が必須ですが、雨に濡れた古城の姿もまた風情があります。
海に近いこともあり、風が強い日も多いので、防寒対策も忘れずに。
カーディフの交通
ロンドン・パディントン駅から電車で約2時間で到着します。
カーディフ中央駅から主要な観光スポットやショッピングエリアへは徒歩でアクセス可能です。
かつての石炭積出港を再開発した「カーディフ・ベイ」エリアへは、電車やバス、または水上バスで簡単に移動できます。
街がコンパクトなので、短時間で主要な見どころを回れるのが魅力です。
カーディフの治安
普段は非常に平和で安全な街です。
しかし、ラグビーの国際試合(シックス・ネイションズなど)が開催される日は、街中が数万人のファンで埋め尽くされ、パブは熱狂の渦に包まれます。
基本的には友好的な雰囲気ですが、混雑によるトラブルやスリには注意が必要です。
試合の日はホテルも満室になるので、早めの予約が必要です。
カーディフの観光
2000年の歴史を持つ「カーディフ城」は、ローマ時代の城壁とヴィクトリア朝の豪華絢爛な屋敷が融合した必見スポットです。
再開発されたベイエリアには、ウェールズ・ミレニアム・センター(芸術施設)や多くのレストランがあり、モダンなウェールズを体験できます。
国立博物館では印象派のコレクションが充実しており、無料で見学できます。
北アイルランド・ベルファストの気候や治安などの特徴をご紹介!

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 気候 | 一年を通じて曇りや雨が多い |
| 交通 | ロンドンから飛行機で約1時間強 |
| 治安 | 観光地として安全になったが、歴史的背景の理解は必要 |
| 観光 | タイタニック・ベルファスト、ジャイアンツ・コーズウェイ |
北アイルランドの首都として、複雑な歴史を乗り越え観光地として進化するイギリスの都市です。
豪華客船タイタニック号が建造された場所として世界的に有名で、現在はその跡地に巨大な博物館が建っています。
かつては紛争のニュースで知られましたが、1998年の和平合意以降、街は驚くべき変貌を遂げました。
ヴィクトリア朝の重厚な建築と、モダンな再開発エリア、そして歴史を語る壁画(ミューラル)が共存する、深い魅力を持った街です。
ベルファストの気候
アイルランド島特有の、湿潤で変わりやすい気候です。「エメラルドの島」と呼ばれる所以である豊富な雨が降ります。
風も強く、夏でも涼しいため、長袖の準備が必要です。晴れた日に見る北アイルランドの緑の丘陵地帯や海岸線は、息をのむ美しさです。
冬は雪よりも雨が多く、どんよりとした天気が続きます。
ベルファストの交通
イギリス本土(グレートブリテン島)からは海を隔てているため、ロンドンや他の主要都市からは飛行機でのアクセスが一般的です。
市内はバスが主要な交通手段です。ベルファストを拠点に、世界遺産ジャイアンツ・コーズウェイへ向かうバスツアーも多数運行されています。
ダブリン(アイルランド共和国)へも電車で2時間ほどで行くことができます。
ベルファストの治安
現在は観光地として非常に安全で、中心部はロンドンや他の都市と変わらない賑わいを見せています。
しかし、カトリック系住民とプロテスタント系住民の居住区を隔てる「ピース・ウォール(平和の壁)」が今も残っており、政治的なスローガンが描かれた壁画も見られます。
特定の地域で政治や宗教の話題を大声ですることは避けるのがマナーです。
ベルファストの観光情報
「タイタニック・ベルファスト」は、単なる博物館ではなく、造船の歴史や事故の悲劇を体験できる世界レベルの施設です。
また、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地が多く点在しており、ファンにとっては聖地巡礼の場所でもあります。
週末に開かれる「セント・ジョージズ・マーケット」では、地元の食材や工芸品を楽しむことができ、市民の台所として賑わっています。
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まとめ:あなたにピッタリなイギリスの都市を見つけよう!
ここまで、イギリス全土の主要な20都市を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
15年間のイギリス生活を振り返って強く感じるのは、「ロンドンだけがイギリスではない」という事実です。
もちろん、ロンドンは世界最高峰の刺激とチャンスに満ちた素晴らしい場所です。
しかし、一歩外に出れば、マンチェスターの熱狂的な音楽カルチャー、エディンバラの幻想的な歴史、コッツウォルズの心安らぐ風景など、全く異なる魅力を持ったイギリスの都市たちがあなたを待っています。
私がロンドンからミッドランドへ移り住んだとき、生活費の安さと人々の温かさ、そして「生活のゆとり」に驚かされました。
留学やワーキングホリデー、あるいは旅行であっても、知名度だけで選ぶのではなく、自分のライフスタイルや興味に合った街を選ぶことが、滞在の満足度を劇的に高める秘訣です。
この記事が、あなたの次の目的地選びのヒントとなり、素晴らしいイギリス体験の第一歩となることを心から願っています。
どの街を選んでも、そこにはきっと、あなただけの特別な物語が待っているはずです。
また、以下のイギリスのおすすめの紅茶の記事も参考にし、英国の魅力や紅茶の歴史についても学んでみてくださいね。